[ネタバレ] 映画「アンフェア the end」で、無駄に美人な雪平夏見のラストを。
昨日、大阪の東宝シネマズ梅田で映画「アンフェア the end」を見てきました。
シルバーウィークということもあり、ものすごい人・・・
■映画「アンフェア the end」公式サイト
以下、あらすじ・ネタバレ・感想あり。
シルバーウィークということもあり、ものすごい人・・・
■映画「アンフェア the end」公式サイト
以下、あらすじ・ネタバレ・感想あり。
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あらすじ
元夫・佐藤和夫(香川照之)の命と引き換えに、警察内部の機密データを手にしてもーた雪平夏美(篠原涼子)。
どうつこたら(使ったら)一番効果的やねん!そうおもてた矢先、村上克明検事(山田孝之)が転落死体で発見されてもた。遺体近くには「アンフェアなのは誰や」と書かれた"しおり"。ほんでもって、村上殺しの容疑者があっさり捕まってまうねん。名前は津島(永山絢斗/B太)。雪平が話しを聞くと、『国家を闇を暴いたる!ワイは猿や!プロゴルファー猿や!』ってな具合に、ジャーナリズムの塊みたいな男やねん。そんな津島と協力して権力に戦いを挑む、そして父の死の真相をたどりつこうとする"無駄に美人"な雪平の物語や。あっ、美央ちゃん(向井地美音)の色々な所が大きく・・・ん?誰か来たようだ。
感想
前作「アンフェア the answer」から4年、待望の新作がラスト作品となってしまいました。
雪平演じる篠原涼子さんも、今では2児の母・・・小柄なのにそう思わせない演じっぷりには、驚かされます。
待望の新作となった「アンフェア the end」ですが、正直な所、無難にまとめすぎてたかなと。
点と点が繋がっていくので悪くはないんですが。ご丁寧にも、過去のテレビドラマシリーズなどの映像をちょくちょく入れる必要はないです。前作は、終始緊張感に包まれた内容で、次どうなんの!?とワクワクしたもんですが、今作は映画というよりもテレビ色が強く出過ぎたように思えます。せっかく長年育ててきた作品なのに勿体ないです。
でも冒頭の村上検事の転落シーンは、スローモーションと無音(自然の音あり?)が相まって、凄まじく怖かったです・・・
手にした機密データは、日本国内だと握りつぶされるから亡命先で発信するという設定は、あながち悪くはないかなと(ウィキリークスみたいな感じで)。
津島というキャラが登場したのも、亡くなった元夫・佐藤和夫と重ね合わせるためだったのかなと、勝手に思ってます。二人がイイ感じになるシーンはないですが、津島が雪平の寝こみを襲って唇を奪うシーンはあり。でも元夫よりも、安藤一之(瑛太)に重ね合わせてるのかも?
B太、この野郎…
唐突に現れる雪平と美央ちゃんが桜の木の下を歩くシーンは、他の観客のみなさんも思わず声をあげて驚いていました。
久しぶりの美央ちゃんキタコレ!!スペシャルドラマか何かで、空港で留学に旅立つシーン以来ですからね。今じゃAKB48でアイドルしてるんですから、時の流れは怖いものです。劇中では命を狙われる役どころで、それほど出演シーンは多くないものの、しっかりと痕跡を残してます。
まあ全体として、点と点が繋がっただけでも良しとします。
これが本当にラストですからね・・・もう雪平夏美には会えない、だったらせめてお尻だけでも目に焼き付けておこう!
印象に残ったシーン
雪平の裸
冒頭とラストに現れる雪平のシャワーシーン。
あの、おおおおおお尻は、おおおおお胸は、雪平本人なんでしょうか?すげープリっとしてるねんで!今までブラ助や背中丸見え濡れ場などありましたが、ここまで大胆に見せてことは無いですからね。誰が演じ出たとしても、あれはたまらんケツや!プリケツや!
緊迫のカーチェイス
津島が頼っていた二人目のジャーナリストが殺され、現場に現れた検察官・武部将臣(AKIRA/EXILE) が黒幕分かった直後。同じ現場にいた三上薫(加藤雅也)が雪平を逃がすために車で逃走するシーンは、カメラ1台で流し撮りしているかのような映像が素晴らしい!
車に乗り込む、拳銃で撃たれて粉々になる後ろのドアガラス、前から来る車を避ける、カーブを曲がった直後に衝突してフロントが破壊までの一連の流れが、ものすごくリアルです。おそらくCGなどを使ってるとは思いますが、まったく感じさせない見事な作りなんです。
あれがリアルな映像だとしたら、撮影頑張りすぎだわ・・・
薫ちゃんを一発で殺した一条
車が衝突したあと、雪平と薫ちゃんが拘束されているシーン。
小久保祐一(阿部サダオ)、山路哲夫(寺島進)、美央ちゃん、薫ちゃんを人質に雪平を脅すわけですが、なかなか口を割らない雪平にしびれをきたした武部が一条に「(薫ちゃんを)ゆっくりいたぶって殺せ」的なことを言います。しかし一条は、たった1発で仕留めてしまいました。
一条は、冷血な殺し屋のはず。
私の見解によりますと、雪平への思いがそうさせたのかもしれません。
一条が雪平のことをいつから知っていたのか、これがポイントになってます。実は○年も前から・・・
小久保祐一が真人間に
偉くなることが夢の小久保祐一が、組織に逆らうミラクル。
特捜部長(吉田鋼太郎)の命令に一度は従うも、雪平を助けに行くシーンでは山路とタッグを組んで微笑ましいかぎりです(笑)。実はイイ奴なんだな、小久保!
雪平は、なぜ肩を撃たれたのか
亡命のために大使館に到着した雪平と津島。
突然銃口を見せる津島に驚きつつも、それでも津島の思いを信じ続ける雪平。悲しくも撃たれる雪平・・・しかしほぼ同時に、一条が最後の力を振り絞って津島を撃ちます。雪平は『肩』に銃弾を浴びたことで、命だけは助かりました。
じゃあなぜ肩に当たったのか。
・一条が津島を撃ったことで銃口が外れた
・雪平を好きになってしまった津島に、心臓を撃つことはできなかった
・そもそも銃を撃ったことのない津島が、まともに狙えるわけが無かった
さあ、どれでしょうか。
アンフェアからフェアに
ラストの雪平の笑顔は、(おそらく)すべてが終わったということでしょう。
綺麗な幕引きも気持ちいいもんです。
さよなら、雪平夏見。
ありがとう、プリケツ。
9/26 タイトル修正