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父。

カテゴリ:思い出 | comments(2) | 2004.09.19 Sunday 02:03 |
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父はとても怖かった。
何か悪いことをした時、台所から包丁を持ってきて「この手が悪いんだろ?切るか?」と聞いてきた。
私はボロボロ泣いて謝るだけだった。
そういった思い出から、父を心から好きにはなれなかった。
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しかしこんな一面もある。
散歩を一緒にしていて向こうから犬をつれた人が通ると、ムツゴロウのように犬を可愛がる。
赤ちゃんが乳母車に押されて前に来ると、自分の子供のように遊ぶ。

父が生きていた52年、私の記憶は集めても自分の年に満たない。
怖かった父、優しかった父、泣いていた父。
死んだ今では見ることもできない。
生きていればもっと大切な思い出ができたに違いない。

大好きな映画も見たいし、ドライブにも行きたい。
父は本を読むことが好きで、一日に何十冊も読んでいた。
私は本が嫌いで一冊も読まなかった。
一緒に日の当たる草原で一日中本を読んでいたかった。

死んでから後悔するなんて思ってもみなかった。
癌を宣告され、たった3ヶ月で命の日が消えるなんて思っても見なかった。
父を返してほしい。今すぐ返して欲しい。

怖い父だったけど、親として立派に私の教育をしてくれたと思う。
でも父が思うよな人間にはなれなかった。
今どうやって生きていくのか、先がまったく見えない。

父さん、あの笑顔をもう一度見せてよ。
あの怖い顔をもう一度見せてよ。
そうしたら頑張れると思うから。

父さんの子供に生まれて、本当によかった。

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コメント
ウチも母が56歳、父が58歳で亡くなりました。

生きているときは母に頼っていたですが、どちらも居なくなると、私も、父の厳しさだけが思いだされるのです。

自分の子供には、私が父から教わったことをすべて教えてあげるつもりです。
  • いたいけ
  • 2004/09/19 2:08 AM
コメントありがとうございます。
私の場合は母が元気に生きているのですが、もし母が亡くなっても父の記憶のほうが強くなるかもしれません。

いたいけさんのように、私も子供には父の教育、母の優しさを伝えていこうと思います。
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